
コミュニティ
私たちの考え方
私たちが成し遂げようとする事は、ソフトウェアの自由に関する、ある一つの考え方から始まっています。それは、「ソフトウェアがもたらす利益を世界中に与え広げよう」というものです。この「Ubuntuの哲学」の核心部分は、次に挙げるような哲学的な理想から成り立っています。
- 全てのコンピュータ利用者には、次のような自由があるはずです。それは、いかなる目的であってもライセンス料を支払うことなしに、ソフトウェアをダウンロード、実行、コピー、配布、研究、共有、改変、そして改善することができる、という自由です。
- 全てのコンピュータ利用者は、自分の好きな言語でソフトウェアを使用できるべきです。
- 全てのコンピュータ利用者は、身体上の制約ゆえの困難があろうとも、ソフトウェアを利用できるあらゆる機会が与えられているべきです。
私たちの考え方は、私たちが提供するソフトウェアやディストリビューションに収録しているソフトウェアにも反映されています。それゆえ、配布するソフトウェアのライセンス条項が私たちの考え方と相反していないかどうかを、この考え方に基づいて作成されたUbuntuライセンスポリシー(Ubuntu License Policy)を用いて評価しています。
Ubuntuでインストールされるほとんどのソフトウェアは、既に上記の理想を満たしています。また、必要とされている全てのソフトウェアが、「ソフトウェアの自由」を確約してくれるようなライセンスの下で入手できる状態になるよう、私たちは常に努力しています。
現時点では、バイナリ形式でしか入手できない一部の「ドライバ群」に関しては、私たちは明確な例外を設けています。なぜなら、仮にその例外を設けないとしたら、多くのコンピュータがUbuntuのインストールを完了できない状態に陥ってしまうからです。このような「ドライバ群」については、システム内に制限付ソフトウェア向けのセクション(コンポーネント)を設けそこに配置することで、不要なら簡単に削除できるようになっています。
フリーソフトウェア
Ubuntu において、「フリーソフトウェア」の「フリー」とは、主に自由(freedom)の意を指し示す際に使用されます。値段(price)の意では使用されません。ただし私たちはUbuntuの利用に対して対価を問わないという志もあります。Ubuntuで一番大切な事は、「フリー」であることがUbuntu をインストールし利用する人たちにソフトウェアの自由を行使する権利を授けてくれる、ということなのです。 これらの自由(freedoms)があるお陰で、Ubuntuコミュニティは成長し、Ubuntuを改善していく為の共同作業スキルおよび専門知識を今後も共有し合い、より多くの国々や業界での使用に適したソフトウェアを作ることができるのです。
フリーソフトウェア財団(Free Software Foundation)の「フリーソフトウェアとは何か(What is Free Software)」を引用すると、フリーソフトウェアの核心にある自由(freedoms)とは次のように定義されます。
- いかなる目的であっても該当のプログラムを実行できる、という自由
- 該当のプログラムの動きを研究し、そのプログラムを自分のニーズに合わせ改変できる、という自由
- プログラムのコピーを再配布することで、自分が他の人の為になることをなしえる、という自由
- 自分でプログラムを改善し改善点を公開できる、そしてそうすることで皆が利益を得ることができる、という自由
オープンソース
オープンソースとは、1998年に造られた用語で、英単語の'free'に纏わる曖昧さを排除する為に造られました。 Open Source Initiativeは、オープンソースソフトウェアをOpen Source Definition(日本語訳)として定義しています。オープンソースはこれからも更に発展し幅広く認知され続けるでしょう。
Ubuntu は自らをオープンソースと呼べることをうれしく思います。フリーとオープンソースを「異なる最終目的を持ち、相互に張り合う活動勢力」のように表現する人々も居ますが、私たちは、フリーソフトウェアとオープンソースソフトウェアが「互いに全く別々の存在」とも「他とは相容れない存在」とも考えていないのです。Ubuntuには、それら双方の運動を受け容れられるメンバー達が居ることを誇りに思っています。



